◆父子家庭支援:NPOが飲食店オープン 「子育ての悩み共有したい」 収益は活動費に充て−−新潟 /新潟 ◆
父子家庭を支援する全国初のNPO法人「全国父子家庭支援連絡会」(全父子連、事務局・阿賀野市)が、新潟市中央区に飲食店「パパスダイニング エフプラス」をオープンさせた。代表理事の片山知行さん(41)は「お父さんの子育て支援や、父子家庭支援への理解を深めてもらう場になれれば」と話している。【川畑さおり】
 全父子連は、母子家庭に比べ行政のサポートが少ない父子家庭を支援しようと09年に発足。国への政策要望や東日本大震災で親を失った家庭への募金活動などを行っている。現在のメンバーは全国で約50人で、ほとんどが父子家庭の当事者だ。自らの生活費を切り崩して活動しており、資金不足が課題という。経済的基盤を強化するため、飲食店を経営して収益を活動費に充てることにした。片山さんは「全父子連がなくなると父子家庭への支援団体がなくなってしまう。事業を続けていく社会的責任があると感じている」と話す。
毎日新聞 8月20日‎
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